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Let's note 日記番外編その1

ルートディスクの作り方。

7月7日

Linuxインストール用のルートディスク、pcmcia.gzで Corega Ether PCC-T を使えるようにしたので、その方法を書いておく。
* デスクトップ機のカーネルを用意
この作業には、loopbackデバイス(ファイルをファイルシステムとして マウントできるデバイス)が必要となる。そのためにデスクトップ機の カーネルを再構成する。「Floppy, IDE, and other block devices」の 項にある「Loopback device support」を「m」にすればよい。
* ファイルをマウント
まず、pcmcia.gzをgunzipする。
gunzip < pcmcia.gz > corega
これを/mntとしてマウント。
mount corega /mnt -t ext2fs -o loop=/dev/loop3
* ファイルを修正
/etc/pcmcia/configに以下の行を加える。
card "Corega Ether PCC-T"
  version "corega K.K.", "corega Ether PCC-T"
  bind "pcnet_cs"
versionはカードを入れたときにsyslogに出る文字列を空白の数まで正 確に入力する必要がある。次にconfig.optsのpcnet_csの行にあるopts に、「use_shmem=0」を加える。
module "pcnet_cs" opts "mem_speed=600 use_shmem=0"
* ディスクに書きこむ
/mntをアンマウントし、coregaをcorega.gzにgzipして、ddなどでフロッ ピーに書き込む。
sync
umount /mnt
gzip -v9 < corega > corega.gz
dd if=corega.gz of=/dev/fd0h1440 obs=18k
このディスクをrootディスクとしてやれば、Corega Ether PCC-Tを認識できる。
* 戻る
maeda@src.ricoh.co.jp
Last updated on: Aug 2, 1998.
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