★★ Tesla BT Expert Mode Tutorial 1996/12/5版 ★★ ★★ by Mad Player ★★ 配布自由です。 ★エキスパートモードの手引き 武器を使うには3つの要素が関係します。 実弾兵器の場合には o 弾薬 その弾薬を装填するため、あるいはエネルギー兵器で充電するために必 要な o 電力 そして兵器を使った後やジェネレーターで発電するときに発生するのが o 熱 エキスパートモードではこれら3つを使いこなすことが必要になります。 ★細かいことはいい、とりあえずやるんだ という人のために、メックの管制コンピュータにはかしこい機能がつい ています。「メックテック」と呼ばれる音声警告システムと、「スマー トボタン」と呼ばれる非常時操作ガイド機能です。 メックテックはメックに重大な問題が発生した場合、女性の音声でその 内容を知らせてくれます。 o 「ウォーニン、クーラン、リー(Warning, coolant leak)」 -> クーラントもれ o 「ウォーニン、アモベイ、ファイア(Warning, ammo bay fire)」 -> 弾薬が燃えている o 「ウォーニン、ジェネレーター、アウ(Warning, generator out)」 -> ジェネレーター機能停止 その他、脚の機能不全なども知らせてくれます。 これらの問題が発生したとき、スマートボタンが何をしたらいいか教え てくれます。次に押すべきボタンを点滅することで、簡単に操作をガイ ドしてくれます。点滅しているボタンを順に押してゆけば応急処置がで きるというわけです。ただし、弾薬引火の場合にはボタンを押し続けな ければならないということを忘れないように。また、点滅しているボタ ンをフォローするだけでは、ジェネレーターを手動で設定するよりは多 少効率が落ちるので、慣れてきたら手動でやってみましょう。 ★異常事態に対する対処方法 よく発生する異常事態と、それに対する対処方法を挙げます。 ☆クーラントリーク 現象: 冷却液リーク(液もれ)。 放置すると: 冷却液が減っていく。冷却循環に必要な量に不足すると、 冷却ができなくなる。 対処方法: リークを起こしている部分の冷却を停止する。 音声:「ウォーニン、クーラン、リー(Warning, coolant leak)」。 ボタン: リークの発生している装置に対応するボタンが点滅する。 注意事項: リーク発生部のクーラント循環を停止しても、配管内に残っ たクーラントがすべて流出してしまうまでは、警告音は止まない。 解説: クーラントリークは異常事態の中では最もよく出会うものです。放置 するとクーラントが減っていき、最後には冷却ができなくなってしま います。取るべき対応は2通り: * 速やかにリークしている冷却回路を閉じ、リークを止める。多く の場合、対応する装置は使えなくなる。 * リークを覚悟でその装置を使い続ける。 どちらの対応を取るかは、リークの程度と、その装置がどれくらい重 要かを考えて選択する必要があります。 リークの程度は、管制コンピューターにより計測され、下向きの三角 形(▼)でディスプレイに表示されます。小さな三角ひとつから大きな 三角三つまでの6段階の表示があります。最大レベルのリークの場合 には、クーラントの減り具合がパネル上でわかるほどです。 リークが心配な場合か、または装置がそれほど重要でない場合には、 冷却を止めることによって、リークを防ぐことができます。このとき、 冷却を止めてからも、すでに配管内に入ってしまったクーラントがす べてもれ出してしまうまで約10〜30秒間は、音声による警告が鳴り続 けます。初心者はこれで混乱しやすいので気をつけましょう。 リーク発生箇所ごとに、冷却を止めるための操作も変わります。 1. 武器、センサー、Myomer 点滅するボタン: 装置に対応するMFD上のDISPLAYボタン 操作方法: <1> DISPLAYボタンを押し、武器管制モード表示に切り換える o 装置、ループの温度表示の右側にリークの程度が表示されて いる。 <2> リークを止めるには、COOLINGボタン(右下から2つめの点滅 しているボタン)を押す。押すたびにONとOFFが切り換わる。 <3> 右下のDISPLAYボタン(十字のアイコン)を押して、4分割画面 に戻す。 止めた場合の不具合: 対応する装置の冷却ができない。ヒートレ ベルがある一定に達すると、それ以降使用不可能となる。 冷却を再度行うには: 同じ操作で、COOLINGをONに設定する。 ┌──┬──┬──┬──┐ ┌──┬──┬──┬──┐ │<1>│ │ │ │ │ │ │ │ │ ├──┴──┼──┴──┤ ├──┴──┴──┴──┤ │ AFC100 │LRM15 │ │ A B C D │ │ ○ │ ● │ │┌──────┬──┐│ │ ===== 4 A│ ===== 1 B│ ││ │HH▼││ ├─────┼─────┤ ⇒ ││ │MH▼││ │ │ERSM LASER│ ││ │MM ││ │ │ ● │ │└──────┴──┘│ │ │ ===== 2 A│ │EJECT MANU OFF + │ ├──┬──┼──┬──┤ ├──┬──┬──┬──┤ │ │ │ │ │ │ │ │<2>│<3>│ └──┴──┴──┴──┘ └──┴──┴──┴──┘ 解説: 武器または装置への冷却配管に穴があき、クーラントがもれてい ます。リークを止めるためには、その装置への冷却を停止しなけ ればなりません。この結果、その装置は冷却できなくなります。 ただし、ヒートアップするまでの少しの間は使うことができます。 Myomerのクーラントリークだけは、修理することが可能です。 Myomerへの電力供給と冷却をオフにし、自然に冷めるまで秒数待 ちます。その後再びジェネレーター、クーリングをONにすると、 かなりの確率で直っています。 2. クーラントループ 点滅するボタン: クーラント制御パネル上の対応するループのボタン 操作方法: o ループの温度表示の右側にリークの程度が表示されている。 <1> リークを止めるには、点滅しているボタンを何度か押し、対 応するループの流量がゼロになるように設定する。 止めた場合の不具合: そのループ上のすべての装置を冷却できな くなる。 冷却を再度行うには: クーラント流量バランスボタン(クーラント パネルの右下のボタン<*>)を押す。または対応するループの流 量設定ボタン<1>を押す。 ┌──┬──┬──┬──┐ │ │ │ │ │ ├──┴──┴──┴──┤ │HH HH HH │ │HH HH HH H H│ │ H H│ │ H H│ │HH HH HH▼ │ │HH HH HH▼ ▽ │ ├──┬──┬──┬──┤ │ │ │<1>│<※>│ └──┴──┴──┴──┘ 解説: ループ配管自体の損傷により、クーラントがもれています。リー クを止めるには、そのループ自体への循環を停止する必要があり ます。その結果、そのループに接続されている装置すべてが冷却 できなくなります。 3. ジェネレーター 点滅するボタン: サブスクリーン右下のジェネレーターに対応するボタン 操作方法: o ジェネレーターの温度ゲージの下側に、リークの程度が表示 されている。 <*> リークを止めるには、そのジェネレーター自体を停止する必 要がある。点滅しているボタンを押すことにより、ジェネレー ターの発電と冷却を同時に停止する。 止めた場合の不具合: そのジェネレーターから電力が供給できな くなる。該当する装置のジェネレーターを切り換える必要が ある。 冷却を再度行うには: 同じ操作によって、ジェネレーターをONに してやればよい。他のジェネレーターへ切り換えた装置は切 り換わったままなので注意が必要。 ┌──┐ │H H ├─┐ │M M │ │ │▼ │※│ │1 A├─┘ └──┘ 解説: ジェネレーターの冷却配管からリークしています。リークを止め るには、ジェネレーター全体を停止するしかありません。ジェネ レーターを停止した場合、そこに接続されている装置への電力供 給も停止します。後述するジェネレータアウトに対する手順に従っ て対応する必要があります。 ☆弾薬ジャム 現象: 弾薬装填不良。 放置すると: 次の弾薬を発射できない。 対処方法: 装填不良を起こした一発を排出する。 音声: なし ボタン: ジャムを起こした装置に対応するボタンが点滅する。 操作方法: <1> 点滅しているDISPLAYボタンを押し、武器管制モード表示に切り 換える。 o 弾薬ジャムを表わす絵が表示される。 <2> 左下のEJECTボタンをクリックする。 <3> 右下のDISPLAYボタン(十字のアイコン)を押して、4分割画面に戻 す。 ┌──┬──┬──┬──┐ ┌──┬──┬──┬──┐ │<1>│ │ │ │ │ │ │ │ │ ├──┴──┼──┴──┤ ├──┴──┴──┴──┤ │ AFC100 │LRM15 │ │ A B C D │ │ ○ │ ● │ │┌──────┬──┐│ │ ===== 4 A│ ===== 1 B│ ││ ====⊃ │ ││ ├─────┼─────┤ ⇒ ││ =X=X⊃ │ ││ │ │ERSM LASER│ ││ ====⊃ │ ││ │ │ ● │ │└──────┴──┘│ │ │ ===== 2 A│ │EJECT MANU ON + │ ├──┬──┼──┬──┤ ├──┬──┬──┬──┤ │ │ │ │ │ │<2>│ │ │<3>│ └──┴──┴──┴──┘ └──┴──┴──┴──┘ 解説: 武器がヒートアップしてくると、弾薬のリロードがうまく行かずにジャ ムってしまうことがあります。この場合、MFD上で対応する武器パネ ルに×印がつき、ボタンが点滅します。EJECTボタンを使ってジャムっ た弾薬を1発分だけ排出してやると、次の弾薬のリロードが始まりま す。 ジャムは、武器がヒートアップすると発生します。そのまま撃ち続け ると弾薬引火の可能性が高いので気をつけましょう。 ☆アモベイファイア 現象: 弾薬に引火した。 放置すると: 残った弾薬が爆発し、大きな内部ダメージとなる。 対処方法: 燃えている弾薬を排出する。 音声:「ウォーニン、アモベイ、ファイア(Warning, ammo bay fire)」。 ボタン: 弾薬引火が発生した装置に対応するボタンが点滅する。 注意事項: 弾薬の排出には時間がかかる。数秒間ボタンを押し続ける 必要がある。 操作方法: <1> 点滅しているDISPLAYボタンを押し、武器管制モード表示に切り 換える。 o 弾薬引火を表わす絵と、爆発までの予測時間(秒数)が表示される。 <2> 左下のEJECTボタンを数秒間押し続ける。ゲージが右までいっぱ いに行くと、排出が終わる。排出すべき弾薬数が少ないときには、 EJECTボタンを回数分押した方が早く排出できる。 <3> 右下のDISPLAYボタン(十字のアイコン)を押して、4分割画面に戻 す。 ┌──┬──┬──┬──┐ ┌──┬──┬──┬──┐ │<1>│ │ │ │ │ │ │ │ │ ├──┴──┼──┴──┤ ├──┴──┴──┴──┤ │ AFC100 │LRM15 │ │ A B C D │ │ ○ │ ● │ │┌──────┬──┐│ │ ===== 4 A│ ===== 1 B│ ││ /Vvv │ ││ ├─────┼─────┤ ⇒ ││ / 03 V │ ││ │ │ERSM LASER│ ││ v___v/ │ ││ │ 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││ │__/ │ ││ ├─────┼─────┤ ⇒ ││B │/| │ ││ │ │ERSM LASER│ ││ └─── │ ││ │ │ ○ │ │└──────┴──┘│ │ │ ===== 2 A│ │ ∠ AUTO ON + │ ├──┬──┼──┬──┤ ├──┬──┬──┬──┤ │ │ │<1>│ │ │ │<2A>│ │<3>│ └──┴──┴──┴──┘ └──┴──┴──┴──┘ 解説: 武器、センサー、Myomerを稼動するには、電力が必要です。この電力 は、核融合反応炉に接続された4つのジェネレーターによって発電さ れ、供給されています。これらのジェネレーターがダメージによって 破壊されたり、クーラントリークのために停止した場合には、それに 接続されている装置は使えなくなります。また、過熱のためにジェネ レーターがシャットダウンした場合にも、同じ問題が発生します(こ の場合には音声による警告はありません)。 送電が止まってしまった装置を使うには、生きている他のジェネレー ターへつなぎ換えてやる必要があります。ただし、ひとつのジェネレー ターに多数の装置を接続すれば、そのジェネレーターはオーバーロー ドぎみになり、ヒートアップしやすくなります。また、ジェネレーター に接続できる装置数の上限は6つです。 装置のジェネレーターモードを「AUTO」に設定しておくと、接続され ているジェネレーターが停止しても、自動的に他の生きているジェネ レーターに切り換わります。あまり多くの装置をAUTO設定にしすぎる と、肝心なときにジェネレーターの接続数上限に引っかかってしまう かもしれません。センサーとMyomerだけをAUTOにしておくのがおすす めです。 ★★ Copyright (c) 1996 Kaoru "Mad Player" Maeda. ★★